『酢』のはなし

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『酢』のはなし

2021/10/27

今日は、日本人の大好き『江戸前寿司🍣』から、お酢について書きたいと思います。

 

『江戸前寿司』は、江戸時代の文化文政年間に生まれました。

 

文化文政時代に出た有名人は、東海道五十三次の安藤広重や、世界的に有名な歌麿、北斎、東海道中膝栗毛を書いた十返舎一九、天才歌舞伎役者として有名な七代目市川団十郎です。

 

この時代は、江戸の庶民文化が花開いた時代なので、江戸時代を描く時代劇では、たいていこの時代が舞台になっていますね!

銭形平次や、大岡越前守や遠山の金さん、浮世絵や歌舞伎が世の人気だった、この時代に生まれたのが、「酢」と「江戸前寿司」です。

 

寿司は、実は、歴史の古い食べ物で、紀元前4世紀には、米の中に塩味した魚を漬けて発酵させていました。

これは、魚からモツ(内臓)を取り出して、身の部分をお米のご飯に漬ける、というもので、ご飯の自然発酵作用によって、魚の保存性を高めたものです。

 

「なれずし」で有名なのは、滋賀県琵琶湖の鮒寿司や、和歌山県の「サンマのなれずし」などです。

和歌山県の「サンマのなれずし」は、30年も保存可能でるほど、長期保存ができることは驚きですが、栄養価抜群で、美肌効果、アンチエイジング効果もあり、

一日一舐めするだけでも、整腸、便秘解消、体内毒素の排出効果などもある、健康に良い食品といわれています。

 

この「なれずし」が大阪で生まれたのが、押し寿司です。

そして、この押し寿司が、文化文政時代の江戸大きく変化をしていきました。

だったのです。

 

最近では、大阪の押し寿司も酢飯を使いますが、もともとは米を使って発酵させて作るものだったようです。

魚を仕入れて、米に漬けて発酵させて、早くて1~2週間、長いものでは一年以上の時間がかかるわけです。

発酵食品というのはどれもそうですが、出来上がるまでにものすごく時間がかかりますよね!

 

それを、気の短い江戸っ子が、炊きたてのご飯に「酢」を混ぜて、そこに新鮮な魚を乗せ、わさびを加える、

食べるときには、醤油をつけていただく。

 

この発酵米もどきの味をつけが、

『江戸前寿司』なのです。

手軽に作れて、すぐに、しかも早く食べれることで大評判になり、いっきに江戸の町で普及していきました。

 

その人気に、江戸前寿司は関西にも流れ出て、押し寿司の大阪寿司まで、酢飯になったというわけです。

 

この酢飯誕生に、同じ文化文政の時代の「酢」の量産化が進んでいきました。

 

文化元(1804)年に、尾張名古屋の半田村で、造り酒屋を営んでいた中野又左衛門という人物が、酒粕を用いて、「酢」を作る技術を開発しました。

 

「なれずしを作るには時間がかかりすぎる。

 そこで、炊きたてのご飯に酢を加えたらどうか」という提案に飛びついたのが、華屋(はなや)という発酵寿司店を営んでいた、華屋与兵衛(はなやよへい)でした。

 

華屋与兵衛は、福井県南部の若狭の生まれですが、両親が相次いで伝染病のために他界したため、与兵衛は単身で江戸に出て、小さな発酵寿司の店を開いていたのです。

 

若狭といえば、サバ寿司ですよね!

 

そこに、酢造り職人の中野又左衛門です。

 

なにせ発酵食品と違って、手軽に作れて、

早い、安い、旨い!

米をいちいち発酵させなくても、酢を加えれば、あっという間に酢飯ができます。

 

さっそくこれに与兵衛は、「江戸前握り寿司」と名前をつけて商品化しました。

これが、超大ヒット!

 

 

江戸前寿司が普及するにつれて、酢の需要も増大し、「酢」造りの中野又左衛門の酢屋は、巨大なメーカーに育って行きます。

 

その社名が「ミツカン」です。

今でもお馴染みの、あの「株式会社ミツカン」です。

ミツカンは、いまでも社長は中野又左衛門(中埜又左エ門)を名乗っており、伝統の素晴らしき日本の企業です。

 

 

さて、その寿司ですが、近年でも、寿司や海鮮丼がたいへんな人気で、外国資本の寿司屋さんが、世界中に、たくさんできるようになりました。

余談ですが、外資のSUSHIの味は最悪。

以前に、アメリカで、手巻き寿司を注文したら冷蔵庫から出来上がりをもってこられて、

ドン引きしたことがあります。

シャリは酢飯ではなく、冷蔵庫で冷たく硬いシャリの中に、サーモン、マグロ、アボカドなどが入っている手巻き寿司。

 

これだけで、日本人は想像がつきますよね!

しかも、その店は、セントルイスでは人気のSUSHI店だそうです。

友人のアメリカ人は、それが普通なので

「ジャパニーズ スシ デリシャス!」と言って食べていましたよ(笑)

 

悪口ではなく、食文化はその国の個性を移しだしています。

江戸前寿司も、ただシャリの上に刺身が乗せているわけではなく、活きの良さによって成り立ち日本人の好む微妙な味付けなので、どんなにパクっても、日本の味は真似できない💦

 

簡単で単純なだけに、奥がものすごく深く、

味を追求し、かつ、修行を積んだ日本人の寿司職人さんが握るお店が、お寿司はとても美味しいですよね!

 

書いていたら、無性に寿司🍣が食べたくなりました(笑)

皆さまも、緊急事態宣言も明けて、外食をぜひ、楽しんでくださいね!

 

明日は、お酢のパワーについてです!

乞うご期待!

 

Soo-Happyでは、

心のこもった商品は、思いや祈りが込められて、手に取っていただく方々に幸せをもたらすものと信じております。

皆さまが、毎日、笑顔で過ごせますように❣️

 

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