浅田飴のはなし
2021/11/03
こんにちは!
日本は歴史の古い国だけに、素朴なものに興味をもち調べてみると面白いことが詰まっています。
今日は、『浅田飴』で有名な浅田宗伯(あさだそうはく)という、素晴らしい医師のおはなしです。
幕末に来日したフランスの公使のレオン・ロッシュさんは、たいへんな腰痛持ちで、日本に来日後に公務もままならない状況になってしまいました。
それを、医師である浅田宗伯(あさだそうはく)が、たった一週間で、飲み薬だけで治してしまったというのです。
フランスでは、リウマチと診断されてあらゆる治療を受けたのですが、良くならないどころかか痛みが増すばかりの状況下で、
日本人の付き人から温泉治療をすすめられて、一時的に快方に向かっても、横浜の公邸に帰ると、また痛みがぶりかえす、
ついには、起居もままならずに、フランスに帰国するのこともできない•••
そんな弱り果てたところに、幕府の要人から紹介されたのが、漢方医、浅田宗伯(あさだそうはく)だったのです。
宗伯は、ロッシュの全身を詳しく診断しました。
西洋医学と東洋医学の違いは、この「全身を」というのが特徴なのですが、
そして、左足背動脈に渋滞があるのを発見して、それは脊柱左側に傷が原因と見極めます。
傷の原因は、18年前に戦場で何回も落馬したことがあるというので、脊椎を詳しく診ると、脊椎の陥没が2か所あるとわかったそうです。
この診断に基づいて、宗伯が薬を調合し治療を行うと、ロッシュを苦しめたあの腰痛が、たった1週間でピタリと治ってしまったのです。
しかも、西洋のどの医者にかかっても、まったく治癒しなかった経緯があるので、
驚いたロッシュは、宗伯に薬の内容を詳しく教わり、その内容をフランス語に翻訳したのです。
その報告がフランスの新聞に掲載されて、フランス皇帝のナポレオンは、浅田宗伯に、時計2個、絨毯(じゅうたん)3巻を贈りました。
こうして、名医浅田宗伯の名は、フランスだけでなくヨーロッパ全域に広く知られるようになっていきました。
戦後の日本人は、なんとなく西洋医学は科学的、漢方医学は非科学的とのイメージをもっているように見受けられます。
問題は、東洋であれ西洋であれ、病気が治るかどうかです。
そういった意味では、浅田宗伯は、大正天皇となられる明宮様が生後間もなく、全身痙攣をくり返して危篤状態に陥り、西洋医がサジをなげたあとに完治させています。
本物の名医そのものだったのですね!
ちなみに、宗伯は、漢方医学だけでなくて、頼山陽から儒学や史学を学んでいます。
さらには、大塩平八郎の門をたたいて陽明学も学んだそうです。
そして、もうひとつ。
浅田宗伯は、のどの痛みを和らげる処方も考案しており、これを教わった堀内伊太郎という人が、『浅田飴』の創業者です。
いまでも愛されている『浅田飴』は、浅田宗伯の名字から名付けられた名前なのですね。
興味のある方は、
東洋医学と西洋医学とはも合わせてお読みください!
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